けーすけ

ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!のけーすけのレビュー・感想・評価

3.0
ロックバンド“ワイルド・スタリオンズ”のメンバーとして活動していたビルとテッド。しかし30年経った今、人気は全く無く二人とも夫婦仲にも怪しい溝が。そんな折、未来から来た使者が「あと77分25秒で時空が歪み世界が滅亡する」と告げる。世界を救うには“世界を救う音楽”を作るしかない。どうするビルとテッド・・・!






完全にタイトルの語感だけに惹かれてレンタルした本作。
調べたら「ロックスターにあこがれる高校生のビルとテッドが時空を超えた冒険を繰り広げる姿を描いたSFコメディ映画のシリーズの第3作で、前作『ビルとテッドの地獄旅行』から29年ぶりの新作。(by wikipedia)」

29年ぶりの3作目だと・・・?




おそらく過去作も観ていればもっと楽しめたのでしょうが、何も知らなくても楽しかったです。とにかくバカバカしい!
ゴリゴリのCGだし、さっくり未来や過去に行ったりでタイムトラベルの描写も超適当。


「世界を救う音楽?そんなの今の俺たちにゃ作れねーよ!」てな感じで2年後の2人や、5年後の2人に会いに行って出来上がった音楽を頂戴しようという算段。
親殺しのパラドックスとか、卵が先かニワトリが先かといった感じの矛盾が生じるのですが「そんな細かいこた関係ねえ!」とゴリゴリ話が進む無茶苦茶さ。


さらには、2人に滅亡危機からの回避を託した未来人も「やっぱコイツら2人じゃダメだ。殺してしまおう」という諦め早い安直さ。そして彼らを殺す為に作り出された殺戮ロボット、、、が、ドラゴンボールのフリーザ様みたいなヤバい見た目(そして弱い!www)。ひたすらツッコミながらの鑑賞で笑えました。


ビルとテッドの奮闘の傍ら、彼らのそれぞれの娘もひそかに協力するために時空を越え、最強のバンドメンバーを集めるのですが、ジミ・ヘンドリックスやルイ・アームストロング、モーツァルトといった歴史上の錚々たる偉人が出演を快諾!(勿論本人ではありません←)



キアヌ・リーブス、さすがに年齢から役柄に少しイタさはあったものの29年ぶりの再演すごい。ていうか長髪(おそらくウィッグ)の若作りも役作りの一環だったのかしら。
それぞれの娘役を演じたサマラ・ウィーヴィング、ブリジット・ランディ=ペインのコンビもいいキャラだったなあ。


ひたすらにバカバカしいのですが、親子・家族愛も描かれており楽しい一作となっておりました。



2021/07/16(土) TSUTAYA DISCAS定額レンタルにて鑑賞。
[2021-061]
けーすけ

けーすけ