友二朗

行き止まりの世界に生まれての友二朗のレビュー・感想・評価

4.1
「でも死ぬほど愛してる」

ロックフォード 21歳

虐待と自由、モラトリアム。

「家族を愛してる」

立ち入り禁止なんていつも無視
どこに書いてあった?

子供は自由で縛られないけど、やがてそうじゃなくなる時が来る。

1番の理由は家族と合わないから
スケートボードのことを分かってくれない

マリファナのシーンも使う?

16の頃には全く帰らなくなった
ただスケートボードをしていたい

自転車で来てたやつが
僕の胸をペグで殴ったんだ
そしたら彼が叫んだ
"てめぇ ぶっ飛ばすぞ!"
一瞬で憧れになったよ

リアルmid90s

バカ楽しそう

人生は猛スピードで進んでく
でも大人になんてなりたくないよ

今日はクソアメリカのクソ誕生日だ
そのクソ屋根の上に立ってる

子供を持つと大人にならざるを得ない
ビールのダース飲みももうできない
いつ夜中の病院に走るか分からないだろ

良い奴やな..

でもどうかな
大人になるには何か欠けてる

スケボーは単なる
スタイルや仲間作りじゃない

ほんでスケボーまじで上手いな
この人たち

赤ん坊も楽じゃないよな
ストレスで一杯だ
これがあれば抜け出せる
生きられるんだ

親になるかもしれない身として
学ぶことが沢山あった

愛してるし一緒にいたい
家でゆっくりして欲しい

完璧な親になるには
完璧な人でなくてもよい

彼らは自分の物差しで
"善人"の型にはめようとした

父親に最後に言った言葉は
"大嫌いだ"

家庭では殴られてばかり?
難しい質問だな。
暴力をどう定義するかによる。

毎日父親の顔色を見て
今日の出来を判断していた
何か気に触るようなことを
しなかったか

母さんの新しい彼氏だ
あまり好きじゃない

父さんにも見せたかったな
ここまで上達した僕を

父親と不仲で
その大切さに気づいたのは
亡くなった後だった

子供が欲しかったし結婚だって、
1人はイヤだった

悪かった。もう褒めないよ
クソみたいな髪型だ

メーターの上のボックスに免許とか全部入れてる。ある日サツに免許見せろって言われてボックスに手を伸ばしたら"撃つな!"って銃を向けられた。

家庭を知らなかったけど
2人が教えてくれた。
まるで養女よ。21歳だけど。

黒人はいいぞ。毎日世界を見返してやれる。きちんとしゃべるだけでな。

父さんが言ってた
"選べるならまた黒人になれ"

"黒人は毎日闘っているからだ
白人が文句言ってるような事は
気にもならない"

昔は皆考えて行動していると思ってた
本当は皆何も分かっていないのに

サムのタトゥーはマズイっしょ。

物凄く落ち込んだ時に思ったんだ
死ぬまでとことん落ちてやるってな

人生で1番殴られた。
おかけで二度と盗みをやらない人間になれた。盗むことは最低だ。殴られるし人間関係を壊してしまう。

暴力はダメだが、そんな女は殴られて当然だろ?

あかんわ

"俺みたいになるなよ"と

父の墓、どこだったか思い出せたらすごくいい一日になるのに。

うわ、重いな

人生が苦しいのは俺が最低だからだ
だから酒を飲む。最低だ
絶望的な気分だ
自分の敵は自分だった
クソみたいな人生を選んだのは
自分だった

ラストの強い涙にはグッと来た。

21歳のニナ。
世界が違いすぎる。

自分が子供すぎる。
考えてなさすぎる。

世界を知らなすぎる。
父を、母を、家族を知らなすぎる。
無謀に平和を信じすぎる。

自分は弱すぎる。
他人の弱さを考えなさすぎる。
友二朗

友二朗