エイコ

行き止まりの世界に生まれてのエイコのレビュー・感想・評価

3.9
mid90sの実写版かのようなドキュメンタリー。
示し合わせて作ったのかなって思うほどの既視感。
だけどこちらは90年代ではなく、現代の話。

スケートボーダーの3人の少年の12年間を追った映像は、個人的な問題を映し出したもののように見えて、現代社会の構造まで捉えていてとても奥深かった。
でも、そんなことより何よりも、「人が生活していく、生きていく」ということがどういうことなのか、見せつけられた気がする。
辛くても悲しくても、食べていかなきゃいけないし、辛い中にも楽しいことはある。その楽しいことにしがみついて失わなかったからこそ、彼らの未来に繋がったような気がした。

彼らのスケボーは、オリンピック選手よりずっとカッコ良かった!スケボーの真髄を見せてもらった。
エイコ

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