お耽美主義

行き止まりの世界に生まれてのお耽美主義のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

親の被害者である子どもが、暴力を「普通のこと」「“今では”虐待」みたいな言い方をして加害者である親を無意識に庇ってるのがしんどかった。親からの暴力に怯えて苦しんだ過去があっても、それを虐待だと認めて親が加害者であることを受け入れるにはたくさんの勇気がいるんだと思う。

あと、親同士が喧嘩して暴言・暴力を子どもに見せるのはたとえ相手が赤ちゃんだとしても面前DVっていう立派な「虐待」になるので、DV夫と無理して夫婦の関係を続けるよりも距離を置いた方が子どものためになる場合もあるよなって。
撮影者は都合のいい映像だけを切り取って友人を良き父親として見せることも可能だったはずだけど、妻のインタビューも載せて夫(撮影者の友人)だけを優遇しないのはよかった。
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