地球外生命体

行き止まりの世界に生まれての地球外生命体のレビュー・感想・評価

3.7
閉塞感に満ちた小さな町で必死にもがく若者3人の12年間を描き、第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた作品。

かつて栄えていた産業が衰退し、アメリカの繁栄から取り残された「ラストベルト(錆びついた工業地帯)」に位置するイリノイ州ロックフォード。キアー、ザック、ビンの3人は、それぞれ貧しく暴力的な家庭から逃れるようにスケートボードに熱中していく。スケート仲間は彼らにとって唯一の居場所であり、もうひとつの家族だった。そんな彼らも成長するにつれ様々な現実に直面し、少しずつ道を違えていく。低賃金の仕事を始めたキアー、父親になったザック、そして映画監督になったビン。幼い頃からスケートビデオを撮りためてきたビンのカメラは、明るく見える3人の悲惨な過去や葛藤、思わぬ一面を浮かび上がらせていく。そんな彼らの姿を通して、親子、男女、貧困、人種といった様々な分断を見つめ、アメリカの知られざる現実を映し出す。

★2018年サンダンス映画祭
審査員特別賞【Documentary】
★2018年国際ドキュメンタリー協会
編集賞
長編ドキュメンタリー作品賞
★2018年リバーラン国際映画祭
長編ドキュメンタリー作品賞
★2018年ベルゲン国際映画祭
ドキュメンタリー賞
★2018年チューリッヒ映画祭
国際ドキュメンタリー作品賞
★2018年ナッシュビル映画祭
長編ドキュメンタリー作品賞
★2018年ミルウォーキー映画祭
ドキュメンタリー賞
★2018年サラソタ映画祭
長編ドキュメンタリー作品賞
★2018年ニューポートビーチ映画祭
特別賞【Documentary Award】
★2018年アッシュランド・インディペンデント映画祭
編集賞
★2018年CPH:DOX
新人賞
★2018年シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭
観客賞
新人賞
★2018年カルガリー・アンダーグラウンド映画祭
長編ドキュメンタリー作品賞
★2018年DOXA ドキュメンタリー映画祭
Nigel Moore Award
★2018年フル・フレーム・ドキュメンタリー映画祭
観客賞
Charles E. GuggenheimEmergingArtist Award
★2018年サウスユタ・ドキュメンタリー賞
Emerging Artist Award
★2018年バンクーバー映画批評家協会
ドキュメンタリー賞
★2018年シカゴ映画批評家協会
ドキュメンタリー作品賞
Most Promising Filmmaker
★2018年ロサンゼルス映画批評家協会
編集賞
★2018年ニューヨーク映画批評家協会
ノンフィクション作品賞
★2019年全米映画批評家協会
ノンフィクション作品賞
★2019年サテライト賞
ドキュメンタリー作品賞
★2019年インディペンデント・スピリット賞
Truer Than Fiction Award
★2019年モザイク国際映画祭
Best Film Spotlight Award
★2019年シネマ・アイ・オナーズ
The Unforgettables
編集賞
初長編作品賞
★2019年ZagrebDox
特別賞
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