いかのてんぷら

スウィング・キッズのいかのてんぷらのレビュー・感想・評価

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)
4.3
朝鮮戦争時代の捕虜収容所であったタップダンスチームを描いた作品。
新しい所長によって収容所のイメージを変えるために"見せ物"としてダンスチームを組むことになる。収容所のトラブルメーカーの青年、4ヶ国語の通訳者をする女性、嫁を探す男、ダンスの得意なぽっちゃり中国人さん、元ダンサーの黒人リーダー。はじめはお互い理解し合えないが、タップダンスを通じて徐々に理解し合う関係になっていく。

戦争時代を舞台にした作品なだけあり、差別や虐殺、裏切りなど心苦しいシーンもあるが、それと同じくらい音楽や希望が溢れている作品に感じた。最後のシーンが全てを語っている気がした。

カメラワークも面白く、耳だけでなく目でも音楽を楽しめる一本。
いかのてんぷら

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