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スウィング・キッズのますのネタバレレビュー・内容・結末

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

やはり韓国は社会派映画が上手い…。
舞台は1951年、朝鮮戦争時の収容所。ブロードウェイで活躍していた黒人下士官が、北朝鮮人、満州人、朝鮮(韓国)人、中国人相手に、タップダンスを教えることとなるが…というお話。
ウォーターボーイズやフラガールのようにダンスを通して絆が深まっていくシーンがとても楽しいし、シンプルに超絶タップダンスを何回も見れるのでテンションが上がる。(し、それゆえ悲劇も加速する。)

また中盤の、自分達の頭を抑えつけるイデオロギーに対しダンスで反抗しようとするシーンは絵の綺麗さも相まってとても胸に迫った。というかこの映画、画がとにかくいい!砂色の収容所と綺麗なスカイブルーのfreedom holeの対比も沁みる。全体通して画作りのお手本になる映画だな〜と思った。

強いて言えば少々リアリティラインがブレるのがもったいなかった。ジャクソンのリアリティに対して、あの兄の存在はファンタジー過ぎた気がする。反戦映画として終わるならそこはシビアに終わらせてほしかった。
ます

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