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スウィング・キッズのkazu1961のレビュー・感想・評価

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)
4.5
▪️Title : 「スウィング・キッズ」
Original Title : 「Swing Kids」
▪️Release Date:2020/02/21
▪️Production Country: 韓国
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-089
▪️My Review
「I want...just a dancing!」。。。ダンスはイデオロギーや人種も超えるのか。。。
とても素敵な作品でした。鑑賞中は涙が溢れとまらず、観終わっあとの余韻も強烈で(ラストシーンのインパクトもありますが。。。)耳からタップのコツ、コツ、コツ、タタタン、タタタン、タン、タン、タン!という音が離れません。
「ぴあ映画初日満足度ランキング」でも1位になってました。皆さんのレビューもかなり高評価です。ほんと最近の韓国映画は素晴らしい作品が多いです。
舞台は、資本主義と共産主義の代理戦争となった1951年朝鮮戦争。南の捕虜収容所で出会った国籍も身分も異なる寄せ集めのタップダンス集団“スウィング・キッズ”が、時代とイデオロギーに翻弄される物語です。
自分の信念は?好きなことは?そして踊る理由は?
自由と夢を懸けた感動作に仕上がっています。寄せ集めチーム(南北朝鮮人、中国人、黒人)の面々が人種や思想の違いを超え、ダンスでひとつになっていく様をビートルズなどの楽曲に乗せて描いています。その音楽が全て素敵ですよね。そして、ダンスシーンは圧巻、鼓動が早くなるのがわかりました。
観ていくうちにとっても気になるんだエンディング、そして。。。衝撃!!!
韓国で社会現象を巻き起こす大ヒットを記録した『サニー 永遠の仲間たち』のカン・ヒョンチョル監督による、タップダンスと音楽を絶妙に融合させた感覚的な演出、才能とエネルギー溢れる若手俳優たちのシナジー、更にはジャズの名曲にのせた爆発的なパフォーマンスそれらが見事に相交わった素晴らしい作品です。

主演はアジア各国で絶大な人気を誇るK-POPグループ<EXO>でメインボーカルを務め、演技派俳優としても大活躍を遂げるD.O.。その身体能力を生かし、タップダンスから北朝鮮の方言まで、約5ヶ月間に及ぶ猛特訓をこなし、ダンスに魅了された朝鮮人民軍ロ・ギス役を見事熱演。
ここに世界最高峰のタップダンサーであり俳優のジャレッド・グライムスの出演が実現し、捕虜で構成されたダンス集団のリーダーとなる米軍のジャクソン役を演じています。(参考:公式HP)

“朝鮮戦争”という悲しい歴史と、“ダンス”という最も胸がときめく題材の異質な組み合わせにより、社会思想の対立、戦争による傷、人種差別などのすべてをダンスを通じて乗り越え、1つになっていく人々のストーリーを感動的にそして衝撃的に描いた作品です。
文句なしの傑作です!!

▪️Overview
K-POPグループ「EXO」のD.O.が主演を務め、タップダンスチームが人種やイデオロギーを超えてダンスで絆を深めていく姿を描いた韓国映画。日本でもリメイクされた大ヒット作「サニー 永遠の仲間たち」のカン・ヒョンチョル監督作で、ビートルズやデビッド・ボウイ、スウィングジャズのスタンダードナンバーであるベニー・グッドマンの「シング・シング・シング」など名曲の数々が物語を彩る。D.O.がロ・ギス役を演じるほか、ブロードウェイミュージカルの最優秀ダンサーに授与される「アステア賞」の受賞者であるジャレッド・グライムスがジャクソン役を演じる。(参考:映画.com)
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