もう夏

スウィング・キッズのもう夏のレビュー・感想・評価

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)
2.6
日曜日の夜7時、横浜ブルク13にて1人で鑑賞。
あらすじを見て興味が湧き、俳優さんを見てみたらなんとド・ギョンスだった!私はシズニなので、えっせむドルを推している者として謎の親しみが。しかも上映中ということで見てみたらなんと近所でやっているとのこと!これは巡り合わせだと思って急に思い立ち映画館へ見に行った。
映画を見る前に晩ご飯を食べたのだけれど、今日はあんこう鍋だった。普段のノーマルな鍋との違いがあんまり分からなかったけれど、ともかくおいしかった!〆の雑炊もおいしかったなぁ〜^^*!
実は1人映画館は初めて!チケットを買ってる時もワクワクした^^*
そして全く関係ないのだけれど、明日からダイエットしようと思う。流石に太りすぎたと、今八ツ橋をたべながら思った。

1951年朝鮮戦争中、最大規模の巨済島捕虜収容所。新しく赴任してきた所長は収容所の対外的イメージアップのため、戦争捕虜でダンスチームを結成するプロジェクトを計画する。収容所一番のトラブルメイカー、朝鮮人民軍のロ・ギス(ド・ギョンス)、4ヶ国語をあやつる満州出身の無許可通訳者ヤン・パンネ(パク・ヘス)、いなくなった妻を捜す朝鮮民間人捕虜のカン・ビョンサム(オ・ジョンセ)、ダンスの実力を持つものの栄養失調の中国人捕虜シャオパン(キム・ミンホ)、そして彼らのリーダーとなる、前職ブロードウェイタップダンサーの黒人下士官ジャクソン(ジャレッド・グライムス)まで、紆余曲折の末に集まった彼らの名は“スウィング・キッズ”!それぞれの事情でダンスをすることになった彼らに公演の話が舞い込むが、国籍や身分の異なる寄せ集めダンスチームの前途はいかに――。

まず文句無しに面白かった!
とにかくテンポが良くてストーリー展開がジェットコースターみたい。この映画は途中で一気に画面に朝鮮戦争の側面が入り込んでくるのだけれど、そこで映画の雰囲気がガラッと変わるんだよね。
ひとつのものを通して人種を超え着実に絆を育むシーンと、苛烈を極める戦争の残虐さが交互に描かれていき、その微笑ましい交流が今まさに戦争中に行われていることを突きつけられる。
戦争と心躍らせるダンスの組み合わせがアンバランスで、その落差と共存に頭と心がガツンガツン殴られた。

「反逆分子」とか「アカ」とか、そんな単語じゃ括れないほどひとりひとりに事情があって、好きなものを好きと言えない事情や人を殺さなきゃいけない事情があるんだよね。

私の大好きなラ・ラ・ランドもそうなのだけれど、全てが終わって流れる「今は取り戻せないけど確かにあった幸せ」は本当に胸にくる

当たり前のことだけれど、彼らは死ぬ直前まで生きていたんだよね

めちゃくちゃダンスが上手いくせに!
って言われたギスかわいかった
ダンス隊長って言われるの嬉しかったか、そうかそうか……

「良い世の中になったら勝負してやる」

「人を殺して国を分けることこそ狂ってる
俺は今が一番まともだ」

"ファック イデオロギー"
もう夏

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