よくある、寄せ集めの普通の人たちが隠れた才能を発揮して活躍するというだけの映画ではなかった。
ダンスが国境や思想を超えて何かを変えるというだけの映画でもなかった。
韓国映画は一筋縄ではいかないのだ。
俳優さんは皆よく、特に主役の男の子の目が良い。
二人の人物が、別々の場所で同じようなステップを踏むというシーンが凄く好きだ。ここでは二人は同じ感情を持ち、思いを共有しているのだと感じる。
そこで流れていた曲が私のお気に入りだったので、なお良かったのかも。
タップのシーンがどれも良く、カメラワークや構図などの見せ方のうまさもあり、見入ってしまう。
しかし、俳優さんは特訓したんだろうなあ……。