このレビューはネタバレを含みます
(一ヶ月くらい前に見たのを下書き状態のまま放置してしまいました
この時世で鑑賞には行ってないですよ…)
なんだろう…決してつまらなかったわけじゃないんだけど、少し期待外れだった。
特に「スウィング・キッズ」の仲間たちが集まっていく過程がちょっと魅力が薄くて残念だったなぁ。
序盤から中盤にかけてかなり退屈に感じてしまうシークエンスも少なくありませんでした。
あのド級の名作「サニー 永遠の仲間たち」を撮ったカン・ヒョンチョル監督ですから、流石に演出面に関しては文句なしでした。
ただ、今回脚本があんまり良くなかったなぁというのが正直なところ…。
ただ、それらを覆すくらい終盤のタップダンスシーンが素晴らしかった!
中盤の「殻を破る」シーンであるとか、
タップダンスが絡むシーンはどこも素晴らしい!!
スウィング・キッズの公演が始まった様子を足元から舐めるように順繰りに写していくカットの引き込み力が半端じゃなかった。
映画館でこんなことするべきじゃないとはわかりつつも、ついつい足でリズムをとってしまいました。
(両隣にお客さんいなかったから許してください…💦)
他の方も書いてましたが、カット割りの感じとかカメラワークとか「セッション」を思い起こさせるような熱量でしたね。
ラストシーンも「ああ、ここで回想入るんだろうなぁ…」と思いつつ、
やっぱりそういうシーンになった時は半端なくアガりました。
タイトルの出方といい、
前述の通り演出面のキレは本当に半端なかったです。
コロナの影響で劇場の入りも芳しくなかったけど、カン・ヒョンチョル監督是非また新作を撮って頂きたいですね。