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スウィング・キッズのfushikoのレビュー・感想・評価

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)
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素晴らしい作品にまた出会えた。捕虜という立場、国も生い立ちも何もかもバラバラな5人が踠き手を取り合いながらタップダンスグループ"스윙키즈(Swing Kids)"を作っていく。最近、戦場が舞台の話を観る機会が多かったため覚悟して観たが、今作は敵・味方という複雑な概念に加えて人種差別という題材がかなり強く盛り込まれており、思っていた以上に観賞後もなかなか考えさせられる作品。ドギョンス主演の作品を観るのは今作が2作目だけど、マジメに格好良いなあぁ。やるやんぎょんす!T_T(誰)アイドルとしての彼をコンサートで幾度か観たことがあるけど、その時も異質なアイドル感を放っており(100%褒め言葉)MCでも渋いトーンでぼそっと話すなど、キャー!と言わせるようなザ・アイドル感を全く出さない印象が強かったギョンス。その彼がこうやって演技を通していろんな表情を魅せているのを見ると、これも彼のしてみたかった事なんだろうな、というのが凄く伝わってきて、言葉にすると何というかまとまらないのだけれど.. アイドルとしてのギョンスからそういう彼をこうやって見れることが、とても感慨深く嬉しい。終盤にかけてはなかなか韓国映画な展開!となったが、好きな事を手放す事への不甲斐なさに目を背けない各々のハートの強さに、とても胸を打たれた。私も見習わないとなあ。観れてよかった。

(ドギョンスへの感想強めでスミマセン ..)
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