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PMC ザ・バンカーのtakatoのレビュー・感想・評価

PMC ザ・バンカー(2018年製作の映画)
4.3
いやぁ〜、韓国映画は凄いと思ってきたが、ドラマ作品ならともかくハリウッド映画並、いやそれ以上かもなポリティカルアクションものまで作られてしまうとは…。このレベルならアメリカで公開しても遜色ないんじゃないかなぁ〜。


 次々に裏の裏がある陰謀の中での死闘で数十分単位どころか数分単位で事態が変化して主人公は判断を求められるプレッシャーが半端ない!。こんなに追い込まれる作品はそうそうありはすまい。たった30分で普通の映画なら1時間半くらいかかる変化を濃縮している。


 アクションの描写も自走式カメラを利用した他にない撮り方を多用していて上手く処理しているのが好印象。単なるアクションだけじゃなく、不法移民である主人公達や選挙戦を目的に動く大統領の思惑らが絡みに絡んでいるから単純なものになっていて複雑な味わいになっている。

それにしても、ハ・ジョンウは「哀しき獣」に続いてこういうボロボロになる役が似合う。他のキャラもみんなしっかり存在感があってちゃんと立ってるからこそ彼等の命運に最後までハラハラされる。
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