シルク

マルモイ ことばあつめのシルクのレビュー・感想・評価

マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)
4.7
言葉は精神、文字は命。

日本統治下の朝鮮半島。
母国語を奪い、日本名に創氏改名を強いられる。

植民地とはこう言うところから始まるのか。
悲しい。

母国語を守る為、朝鮮語辞典を命がけで作った人々のお話。

言葉は言霊。
人が集まるところに言葉がある。
マル←言葉、モイ←集まる

文字の読み書き出来ないスリ(ユ・ヘジン)が学会代表(ユン・ゲサン)をカモにした所から始まる運命的な出会い。

もう、このお二人!
配役には文句無しでしょう!

コミカルな場面もあり、可愛い子役にも癒されたが…泣けました。

《タクシー運転手、約束は海を越えて》の脚本家オム・ユナの初監督作品だそうで。
秀作です。

エンドロールには実際の手書きの辞典が。
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