息吹

マルモイ ことばあつめの息吹のレビュー・感想・評価

マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)
4.5
主人公チョルスの親としての生き様がかっこいい。ラストの子供たちに向けた言葉は、本当に感動でした。
いかに戦争は、人の理性を奪い、人が愚かな事に巻き込まれ、感化されて変わっつあしまうのか。侵略され統治されてしまうと、本来その地で根付き繁栄していった文化のみならず、慣習や言語までも奪われてしまうというのは、あまりに悲し過ぎる。
そんな状況下で、マルモイに関わり奔走した人たちが、自国に誇りを持ち逞しく生きていく中で、自分たちの言葉を守ろうと信念を貫いた姿は、本当に共感し感動した。
日本の統治下での、日本人が朝鮮人に対する言動には誇張も少なからずあるのだろうが、どこの国でも、戦争で負けた側では、実際に同様の蛮行があったのだろうから仕方ないのだか、観ていて辛いものがあった。
息吹

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