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デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!のshihoのレビュー・感想・評価

4.5
「サマーウォーズ」の前身となる細井守監督監督作品。
デジモン、小学生の時に日曜日の朝観ていました〜☆

デジモン自体の詳しいストーリーはよくわかっていなくて、初期形態生き物(ケモ)っぽくて可愛かったデジモン達が進化すると3Dロボットぽくなっちゃうのが残念でならなかった…何故ネコちゃんが女の人に…みたいな笑
男の子はうぉぉーー!!ってなるのかな?
まぁデジタルモンスターだもんなぁ笑
(…の略で合ってる?)

内容はほんとまんまサマーウォーズ短めにしてデジモン版にして変な家族関係の説教くささを抜いて子供たちの、まさに「ぼくらのサマーウォー」になっている感じ。
なのに止めなければならないのはほぼ地球全体を死滅させる核ミサイルという恐ろしい設定にビビる笑 ちょっと安直で物騒なセレクトだな笑

今と違ってPCは箱型、電話回線でインターネット、連絡手段は家電という環境なので、選ばれし子供たちの大変具合は増幅され(ヤマトとタケルのばぁちゃんに笑った)、しかし(多分)バリバリ彼らと同世代だった私にはあの頃の夏がとても懐かしく感じられました。

デジタル世界を荒らしまくるデジモンの気持ち悪さ、動き、音楽との調和はすごく良いです。
電話線やらなんとかシステムやらアナログ時代ながらもどんどん暴走していくテロモン(テロ・デジモンの略です。正式名は覚えられなかったので私が名づけました)のシーンはほんとセンスを感じます。気持ち悪さが気持ちいい!観ていて純粋に楽しい。


拝啓 細井守監督様、どうかどうか、もう家族ものとか要らないから、恋愛系かこういうバトルものをまた生み出して楽しませて下さいな。 敬具


《以下箇条書き小ネタ》

・子供の頃は太一とヤマトとタケルしか名前覚えてなかったんだけど、今回観ると光子郎(名前の字すげーな)の超ハイスペック小学生ぷりに驚く笑
そして光子郎かわいいです。

・中学模試受けてた青髪の子も好印象。

・太一の妹めちゃかわ。

・ピンクの帽子の女の子、お嬢様設定だったんだね〜。

・光子郎かわい…と思ってたら途中から出てきたヤマトがイケメン過ぎてハートを持っていかれた。声もいい。アニメではなんかヤマト途中から離脱して大事な時だけ現れてた記憶があるけど(そして現実世界に戻る時一番カッコいかったという最早憎いイケメン値)太一とヤマトってNARUTOのナルトとサスケに似てる。

・光子郎のデジモンが虫系で進化すると見た目完全エイリアンなのに中身はおっとり関西弁で更にその声優が櫻井孝宏様だと知ってうはぁ!ってなった笑

・OPでButter-flyが流れるファンへのご褒美!EDも良かった。

・「モヒモヒ?モヒモヒ?」が子供の頃観た時は圧倒的恐怖だったんだけど、今観るとそうでもなかった笑

・サマー・ウォーズで言うところの「よろしくお願いしまぁ〜す!!」役は意外にも?光子郎くん。何故そんなにウーロン茶飲んだ。

・最後、テロモンが重くなって動けなくなるシーン最高。ウキウキワクワク。

・ミサイルのタイムリミットと太一のお母さんが焼くケーキのレンジタイマーと青髪少年のテスト残り時間がシンクロしてんの、いい。

はい、と〜っても楽しめました♡
40分で終わるのでぜひ子供たちに癒され、純粋にアニメーションを楽しみたい方にオススメです♪
あと平成一桁代に小中学生だった人は懐かしくなると思います♪
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