こはく

天気の子のこはくのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
2.0
子どもの無垢を、比類無く美しい映像で描き出した作品。

話題作であったこと、公開当時の新海監督のインタビューが心に残ったことから、地上波で鑑賞した。

見終わった後、どうしようもなく心が重くなり、しばらくボーッとしていた。映像は美しい。でも描かれている世界は、退廃的で絶望に満ちている。決して、子ども達が無防備に笑って成長できる世界ではない。

「愛にできることはまだあるよ」

子ども達は、どんな環境でも、前を向いて懸命に生きる能力を持っているものだと思う。そこに希望を見いだそうとするのもありだと思う。

でも。

この圧倒的に美しい映像と描写力で、次回は、大人の苦悩を描いて欲しいです。
ディストピアに立ち向かう大人達の姿を。
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