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天気の子のhitomiのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
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んんんん…良かったけど!けどさ!っていう作品でした。評価難しい。
言いたいことがありすぎるので、ここから先はネタバレ含みます。

未成年がまともな福祉も受けられず、だからこそ自由を履き違えて暴走する部分は本当に辛い。子としての気持ちも分かるし、でも保護者や大人たちの気持ちも分かる。正しく道を進めなかった子どもに大人の声なんか届かないんだよなあと諦めてしまう気持ちにもなってしまう。

なんかここまでさせる必要ってあったのかな?「世界は元々狂ってる」って表現は結構好きなんだけど、だからって誰かを傷つけたりルールを破ったりしていいの?あなたが愛を手に入れた代わりに、日常を失った人がいるのは見えないの?見えなければいいの?

映画だし、アニメだし、そんなこと関係ないっちゃ関係ないけど!でも新海誠作品はリアルさを追求しているのだから、つい言及したくなってしまう。それも魅力なんだろう。

あと新海誠の性癖といわれる諸々のクセが気になりすぎる笑
やっぱ家父長制ゴリゴリに感じるんだよなあ…女への処女性、母性がまじで無理。まあそんなのこの作品に始まったことじゃないんだけど。
あと「おじさん」が考えた若者像が絶妙に気持ち悪いというかダサい。おそらくわたしくらいの少し前に若者だった世代に刺さるんだと思う。わたしより下の世代はこの作品を観てどう感じるんだろう。気になる。

こんなことを言われるのはきっと監督自身も分かっているだろうに、それでも曲げずに自分の性癖を晒すのはクリエイターのすごいところだなと感じます。悪口ではなく。

なんだか長くなりましたが、好きだけど批判したくなる作品でした。てことで無評価で!
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