糸宮

天気の子の糸宮のレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
-
新海誠は毎作性癖ぽいものを混ぜてくるけども、今回は年上の女性に「少年」と呼ばれたいという性癖なんだろう。

序盤で描かれた『家出して東京来てちょっと大変だったけど怪しい世話役のおじさんや「少年」呼びのおね〜さんや特別な力を持った特別な女の子と出会って何やかんや楽しく暮らしてますパート』はちょっと都合が良すぎるぞ…と思って見てたけども、それによって警察に目をつけられてからのパートが引き立ちつつまぁそんな生活続きませんよねという納得感にはなって結果オーライ…か……?

ボーイミーツガールの再会のためなら世界どうなってもいいぜ!!という青臭さに関しては好きかなぁ。

が、警察にお世話になってからヒナちゃんとナギくんの生活は大丈夫だったんか…?というのは気になった…。
数年空白があったけど再会できて良かったねっていうホダカくん視点しか描かれてないのは悪い意味で青臭いというかエゴぽいもの感じるかなぁ。

そして数年の空白も何か理由があるでもなくホダカくんがウジウジしてただけっていうのも釈然としないし、じゃあ再会したときにその空白分の描写があるかと言ったらそこまででもないというのはテンポ的にどうなんだ…。
糸宮

糸宮