八つ裂き

天気の子の八つ裂きのネタバレレビュー・内容・結末

天気の子(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2024.9

高校生の時、映画館で見た時は本当に本当に腹の底からムカついて怒りが止まらなくて悔しくて悔しくてめちゃくちゃ泣いたのに、今見たら何だか腑に落ちてしまって、なんかまた大人になっちゃったんだなと思った。
何だか具体的には忘れてしまったけど、1個覚えてるのが最後に大丈夫だと言われてそんな無責任に手放しに大丈夫だなんてよくも言えたものだと思った。ほだかの言葉と言うよりは映画の言葉として受け取って、こんなにも辛くて生きづらい世界をつくっておいて大丈夫だなんて一言で片付けて酷いと思ったと思う、たぶん。
きっとその時は学校も家庭も苦しくて嫌だったから、自分が生きる世界を美しいと思えなくて幼稚だったんだと思う。その時の感想どっかやっちゃって悲しい。

今見てみると、こんな狂った世界ぶっ壊してしまえってことと、それでもこの世界に生きててもなんとか大丈夫なんだと、どっちにするにも今生きる私たちの自由なんだと真っ直ぐ受け取ることが出来た。
八つ裂き

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