美しい映像美は劇場で観て良かったです。
「天気」に目を着けるのは、凄い。
ストーリーはわかりやすく、好きな女子のために頑張る男子に天空の城ラピュタのパズーを思い出させます。
10代ならトキメク作品かな。
限られた時間の中でキャラクターの深みを見せるのは難しいとも感じました。
若さゆえの選択のラストは個人的には好みなのですが、帆高君が「男」として成長しているのかを表現できてない（そもそもしてないのかも）気もします。
それだとただただ若さ故の選択になってしまうので、メッセージとしては、、、と。
帆高君の家出するバックボーンが最初の船上での絆創膏のみで、観ている側に想像させるのはいいのですが、なさすぎると感情移入しにくいかも。
ひなちゃんはお母さんが亡くなったと言うシーンはあるのですが、もう少し彼女の持つ影が見えると、二人（三人）の逃避行に心が揺り動かされるかなと。
万人をターゲットとしている分、暗い部分をあえて排除してると思うので、あまりディープにならないようにするのも致し方なしか。
声優さんは皆合っていて、小栗旬さんや本田翼さんは後で知って、とても上手だと感じます。
「君の名は」の二人が出てくるのは、かわいいサービスでほっこりしました。
若いってイイね!と思わせる作品でした。
