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天気の子のmayuのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
4.0
賛否両論あるのは理解できるけれど、
大衆エンタメ映画として存分に楽しめました。
頭でっかちに武装せずにみられる夏アニメ。

時代感をうまく反映したストーリー。
音楽とのマッチは美しく切なかった。
映像描写が鳥肌モノ。本当に新宿はリアル。
圧巻なのは、花火シーン!!
次に、陽菜の作るゴハンは完璧。マネしたい。

平泉成さんのキャラが、めっちゃ平泉成さんで笑えた。
ヒロインの弟の凪くんは、将来が恐ろしくも楽しみで仕方なし(笑)

青春真っ盛りボーイミーツガールは、
痛々しさもむき出しで、ツッコミがこぼれ落ちるほどだったけれど、それらを蹴散らす魅せる力が振り切っていたのは確か。

エゴイズムって敬遠や否定されがちだけれど
それほど求める己の情熱や欲求が存在していることを受け入れ、素直に表現できることは正直うらやましい。

空気を読むこと、
大人として常識的な対応をすること、
それらが本当に大事なことなのか、
本音なのかと突きつけてくる。
そこが賛否の分かれ目の1つなのかな。
沸騰するか凍りつくか、温度差100度以上の好みの問題な気がする。

帆高が制止を振り切り、他人からは「何アレ」って白い目を向けられても、
ひとり線路を無様に走ってる様は、
滑稽なようであり、
清々しくかっこいいようにも見える。
何かしらの先駆者って、最初はバカにされるともいうし、具現化したらあんな風に見えるのかなと考えたりもした。

演出やアイテムに含ませるメタファー的要素は少し軽め、もしくはやり過ぎ感あったけれど。

理不尽なこと、非情なことって往々にして降り注ぐのが世の常。
望まない未来、残酷な現実だとしても
だんだんに絶望にも満腹で飽きてもくるんだろうな。
良くも悪くも、人は慣れてしまうし。
そんな好条件といえない環境でも、
何かに楽しみを見出したり、
何かが幸せにかわってきたり、
どうゆう生き方をするか選択する自由は常にあなただけのもの。
悲壮感だけ抱えて生き続けるなんて人間にはできないんだよ、って映画では伝えてくれる気がしたな。

ネタバレになるけれども…
今作の主人公2人の決断によって
「君の名は。」の主人公2人の運命は描きかえられた?ってことでOK??
きちんと解釈できた方いたなら教えていただきたいくらい。



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