daruma38

天気の子のdaruma38のレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
3.4
TOKIOは刺激に満ち、人でも何でも飲み込んでしまう都市。雪が降ろうが水没しようが、バイタリティに溢れ、人はしたたかに生活していく。それが精密な都市を背景によく描かれていた。

終盤の逃走劇では、人柱は不要との若々しいメッセージを感じた。
しかし、素直に感情移入ができなかった。須賀が娘と会って以来、少年との関係性が同士から父親目線となったように。立場、年齢?によって感じ方がこうも違うのかと他の方のレビューで実感。須賀の言葉の「大人になれ」が耳に残る。結局、少年は島に帰り、大人になったのだろうか。
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