めい

天気の子のめいのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
3.3
2分が美味いんだよ、知らないの?
某カップラーメンのCMでこのシーンが繰り返し使われていたため、このセリフが出てきた瞬間、ただでさえ物語に入り込めてなかった自分が完全に現実に引き戻されたのが嫌と言うほどわかった。


みんなが言うほどいいか…?という作品で、どうしても君の名は。の方が、全体的に好きだなーと思ってしまう。

今年が7月に入ってもずっと雨が続いていて、肌寒い夏だったから、現実世界とリンクしている感じがしてゾクゾク、ワクワクしたし、
8月に入ってからは晴れがグンと増えていたから、私の世界の天気の子は、天気の子としての運命を全うしたのかなとか考えるのは楽しかった。

一方で、各キャラクターの背景の説明や描写なしに最初から最後まで進むから、全く共感できず、感情移入できず。なんであんな行動を取るのか?なんであんなことを言うのか?もっと説明してほしかったな。

Twitterで話題になっていた考察を見て登場人物のバックボーンを想像すると、少し好きになれるけど、その一方でその考察が監督が言っていたことと矛盾しているという話を聞いて少し残念な気持ちに。
こうやって自由に想像できる余地を残しておいたというのなら、それはそれで素敵だと思ったんだけどな…。


絵と音楽が綺麗、というのは絶対みんなが思うだろうけど、ストーリーはどうしても好きになれなかった。
自分が今までによく通っていた道や乗っていたバス、電車が丁寧に忠実に再現されているのはよかった。
めい

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