背景のリアルさとストーリー設定のギャップが、妨げとなる。
「世界を変えてでも手に入れたい。」
そう想える人に出会った16歳の少年の物語。
「君の名は」が世間的には大ヒットしたが、個人的には全くハマらず。
映像のリアルさ、背景画が現実を忠実に表現しているなど評価されている新海誠監督。
今回に関しては、そのリアルさが映画の世界観に入っていく邪魔をしてるように思えた。
今回は前作の「君の名は」より、ファンタジー要素強め。
個人的な好みでは、ファンタジーならファンタジーとして観れる世界感であって欲しかった。
そこに「リアルな東京」はいらなかったように思う。
そして60分も鑑賞すると結末までのストーリー展開が読めてしまう。
そして案の定、予想通り進んでいくストーリー。
そして大まかな構成は前作と大体同じ。
出会う→心通わせる→会えなくなる→困難乗り越える→数年後会う
そして主題歌を歌う人も同じ。
鑑賞後は「はぁーやっぱりか」
「言の葉の庭」や「秒速五センチメートル」の時の方が良かった。
良かったのは雨粒の落ちる描写は、変わらず上手。