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天気の子のkyadanのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
3.8
君の名は。の大ヒットの後に製作された作品ということで昨年の上映当時から話題になっていた本作。待望のレンタル解禁ということでU-NEXTのポイントを使って早速観賞。
君の名は。よりかはファンタジー要素が強かった気がする。主人公の少年が銃を使ったり、暴力をなりふり構わず使ったりとバイオレンスな場面も少しあって見る前のイメージとは少し違っていた。
天気の子になってしまった理由や原理には深く触れられず、、というかよくわからない。空の上の空間はなんだったのか。異世界?その他にもなんだったんだろうと謎を残す部分もある。あまり深く考えずに見たほうがいいのかも。笑

言の葉の庭では雨が美しく感じられたが、本作では雨が陰鬱に感じられた。前者は透明感のあるクリアな雨、後者は暗く黒い雨。雨という同じ要素で違う感じ方をさせられるのはテクニックなのかな?

誰かの犠牲のもとにある幸せは幸せといえるのか。そんなことを感じさせる作品だったと思う。
今の快適さや幸せを維持するためには誰かが犠牲にならなければならないとなったとき、私たちは快適さや幸せをかなぐり捨てることができるだろうか?
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