yuma

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのyumaのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと盛ると、ワンダヴィジョンの続編にちょい良い役でストレンジが出てた映画。


割としっかりホラーでした笑
ワンダ怖すぎました笑 ワンダは絶対死んでないと思うから、次こそは幸せになってほしいです。もうワンダの悲しむ姿は見たくないです。
ストレンジはめっちゃ幸せそうに終わるなって思ってたのに、やっぱりそうはいかないよね。ストレンジも幸せになってほしい。あと、あの第三の目が本当に気持ち悪いから、極力使わないでほしいな笑

ワットイフの闇堕ちストレンジはでなかったですね。絶対出ると思ってました。
色んなストレンジを殺しにいったストレンジは、何に負けたかをはぐらかしたので、そこがすごく重要なポイントな気もします。
ただ、やっぱりストレンジには進むべき道の分岐点で他の人より多く悪が潜んでるのが他の世界線を見てて感じました。

アメリカは可愛かったし、ストレンジは相変わらずかっこいいし、ウォンもかっこ可愛いかったなぁ。アメリカのオリジンになっているのが良かったです。めっちゃカマラとの絡みを見てみたい笑

mcuの世界線ってアース199999(覚え方は1に9が5個!)だと思ってたんですけど、今回アース616っていう、マーベルコミックの正史世界の名前でmcuの世界を呼んでたので、どっちが正しいんでしょうか。多分ファンサービスかな。

イルミナティの登場シーンでおぉってなったのに、扱われ方がザボーイズのモブキャラみたいな感じで苦笑い笑
リードはmcuの世界線でもジョンクラシンスキーってことでいいのかな?楽しみすぎる!
x-men関連、インフューマンズ関連もどう絡めてくるんだろ?色んな意味で今回はお試し版みたいな感じがしました。
実写カーターの口から“I can do this all day.”が聞けるなんて。

インカージョンかぁ。シークレットウォーズが映画館で見れるのもそう遠くないのかもしれないですね。

ストレンジが普通に手使ってるのはちょっと気になりました。ちょっとだけ。

IMAX3Dは最初変な感じだったんですけど、気づいたらすごいのめり込めてました。ストレンジ独特の映像の中に入り込んでいく感覚がして最高でした。

インスタの公式同士がフォローし合ってたからロキ関連は絶対あると思ってたんですけど、一つもなかったですね。ここまできたら変異体の正体は明らかですよね、多分。
(変異体は別次元の自分)
(神聖時間軸は、個々人に世界が滅びない選択を強いられる世界線のこと、つまり、間違った選択[別次元に分岐してしまう選択]をしたものは変異体として剪定され、完璧に一つの独立した世界線として作りあげられた世界)
ただここに来てもまだ、TVAの存在してる場所が見当もつかないです。
なんか今はドクターストレンジ2の公式アカウントがなくなってますけどね。

ミッドクレジットがあって、エンドクレジットでロキ出てくるなって期待してたら、まさかのおじちゃんのアップでおしまい。笑
サムライミらしいし、お客さんたちから笑い声が漏れてて、普段声が漏れる劇場を知らなかったのでなんか嬉しかったです笑

mcuに新規の方が入りづらくなってる問題についてもちょっと触れておきます。
僕的には、marvelが新規ファンを増やす段階はもう終わった気がしています。というのも、最近日本でもmarvelブームの波が押し寄せてきてますが、アメリカをはじめとする海外では日本よりもっともーーっとmarvelというものが生活に定着しています。なので、日本規模ではなく世界規模で見れば、marvelファンというのはかなりの数いて、ファンを増やすという段階を終えるのは割と自然だと思います。だからこそ次のステップは今いるファンをいかにキープし続けるか、目新しいものを提供していかに楽しませるかがより重視されるんじゃないのかなと感じています。
それでも日本はもちろん、海外にも新規の方やムーンナイトのような完全独立した世界観を好む方もいると思うので、100%問題視する必要はないと断言はできないんですけどね。

“あなたは幸せ?”
見てるときに最初にクリスティーンの結婚式で聞いたときに、なんかすごく頭に残る言葉でした。まさか、この映画のキーポイントになるとは。これに気づけたのは、きっと女優さん、俳優さん、監督たちの魅せ方が上手だったんだろな。やっぱりすごいですね。
純粋に言葉のインパクトもすごいですよね。中1でも知ってるような英語だけど、こんな鍵を握った言葉になってるのも面白かったです。
あのときアメリカが現れてなかった世界線のストレンジが、他のストレンジをバンバン殺してたストレンジ。そういう意味ではアメリカはストレンジの命の恩人だし、今回はそういう意味が分かると怖い話的な要素がいくつかあったので見てて、楽しかったです!
(殺人鬼ストレンジは、結婚式のあとそのままサンクタムに帰ってクリスティーンとの結婚を考えた結果、生まれてしまったとセリフでありました。なので、予定外のアメリカの出現によって結婚式のあとそのままサンクタムに帰るという現実が起きなかったから、殺人鬼ストレンジにならない世界線になったということです。)

今回のテーマは、「二度と変更することができない自分の人生に対して、どうやって向き合うか、その中でどうやって自分の幸せを見つけるか」だと思います。mcuにマルチバースを繋ぐ一本目の映画として、これ以上ないメッセージ性を持った映画だと思います。
絶対これから先に、あのときエゴを殺さなきゃよかったとか、サノスをああやって殺せばよかったとか、色んな後悔が出てくると思います。そんなときにこのメッセージを身をもって体験したストレンジやワンダがみんなを正しい方へと引っ張っていってほしいな。

幸せか。幸せってなんなんでしょうね。

“Are you happy?”
yuma

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