記録。
「これしか道は無い」
MCU第28弾。監督サム・ライミ、音楽ダニー・エルフマンと『スパイダーマン』のタッグで贈るドクター・ストレンジ単独2作目。
サム・ライミがMCUを撮るとどうなるか…結構期待したのですが、ゴメンなさい、個人的には大分イマイチでした。
ちなみにブルース・キャンベル加点が多めに入ってこの点数です。
『ワンダヴィジョン』未視聴、というかドラマまで追う気力が無い。
スカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフというキャラクターへの思い入れが無い。
そもそも『ドクター・ストレンジ』自体の好き度がMCUの中では下から数えた方が早い。
こんな僕が楽しめる作品ではありませんでしたね。
物語はマルチバースを移動することが出来る少女アメリカ(何この名前?)をめぐって繰り広げられる戦いの話なのですが、重要なキャラクターはワンダ。僕には彼女の行動原理がサッパリ理解できませんでした。
そう、多くの方が言われてるように幾つかの履修対象とされている作品群の中で『ワンダヴィジョン』はほぼ必須。他は別にって感じでしたけどね。知らんけど。
特徴的なのはMCU作品としては珍しいホラー演出。が、正直多すぎて僕は鼻につきました。
ライミ版『スパイダーマン』にもそういうのありましたけど、あっちはさりげなかったでしょう。本作のはなんていうか、あざとい。所謂「ニヤリ」要素として入れてるのか観客怖がらせようとしたのか知りませんが、いずれにせよ滑ってたと思います。
悪い意味でマルチバースの何でもアリ感を感じちゃったのも興醒めしたポイント。
あとはやっぱりVOD限定のコンテンツを劇場公開作品の前提にするのは方針としてやり過ぎかなと。ただでさえハードルが高いのに更に上げてどうするよ。
どんどんマニアックになっていくシリーズになんとなく不安を覚える作品でした。