「It's over!」
冷静沈着に手を替え品を替えた魔術で敵を沈める冒頭がクール。
ただこのテンションで話が進むことなく、
版権がややこしいキャラまで引っ張り出してきてまで鬼哭啾々な残酷描写を重ね、3Dドルビーアトモスで一体何を見させられているという気分になった。
マルチバースに存在するストレンジがショッキングな映像のためにおもちゃにされていくのは面白いが、傲慢で天才肌のスーパーヒーローの活躍を今まで見てきたのでこれじゃない感が付きまとう。
ワンダが過剰なホラー要因にされているので、家族を求めた孤独な魔女の哀れみに素直に寄り添えない。
ワンダビジョンで報われない人と知っていても、力を振りかざす化け物にしか見えない。
急に出てきたカモシカ?の魔術師は一体誰なんだ。
MARVEL作品お決まりのエンドクレジット後のお楽しみは、ユニバース史上1番よかったかもしれない。