Avengers

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのAvengersのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

イルミナティメンバーのそれぞれの尺は、彼らが本編でどれだけ成功してるかに比例してました。残酷!

ブラックボルトさん尺短すぎましたね。

そんなことはさておいて。最初からクライマックスと見紛うほど迫力満点のアクションと映像はライド感満載でほぼアトラクション。これだけでIMAX3Dの元取れた。

ホラー映画としてもちゃんと怖くて、特にワンダが扉突き破って出てくるかと思いきや横から出てくるシーンは声出そうになった。

思い返すとワンダに救いがなさすぎる展開だけど、観ている最中はそれほど気にならなかった。
多分「これワンダヴィジョン見てない人分かるのかな?」とか「ウエストビューでの出来事を経てこういう選択をするのか?」とか「ワンダさん怖」とか色々な感情が渦巻いていたからだと思う。
「ワンダさん怖」と「ワンダゴア山」ってなんだか似てるね。

個人的には、もう少しワンダヴィジョンを踏まえた話運びをしてほしかった。

この他にもとても多くの要素が付け足された映画だったけど、この映画は「ドクターストレンジ2」であると言い切れる。

結婚式のパーティーでクリスティーンがスティーブンに言い放った言葉は未練を残さない女性としての強さが見えてとてもよかったし、それでも未練が残るストレンジが最後に自分の言葉で決別したのは良かった。
「愛するのも愛されるのも嫌なわけじゃない。怖かっただけなんだ。」
の言葉から、エンシェントワンの
「成功を求めたのではなく失敗を恐れた。」
が思い出された。
彼の本質を捉えたシーンだと思ったし、ドクターストレンジの続編なんだなと感じた印象的なシーンでもあった。
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