想像していたストーリーと全然違う。
独身にダメージと勇気をゴリゴリ与える映画だった。
ワンダがある種PTSD状態で、終始可哀想で観ていられない。演出のホラー感やコメディシーンでどうにか大衆作品らしいまとまりが出ているものの、他人を愛して傷ついた人たちのネガティブパワーを2時間味わうとは思わず、至るところでしくしく泣かされた。サム・ライミ監督や脚本のスタッフ達は過去にどんな経験をしてあんな展開にしようと思ったのか知りたい。
アメリカの存在はまぶしくてとても良い。ラストの彼女の台詞も良い。
ストレンジとクリスティーンの「愛することや愛されることは面倒じゃない。ただ怖いんだよ」「恐怖と向き合って」というかけあいが印象深かった。