このレビューはネタバレを含みます
うーん。
話としてはなんとも…。
各キャラの扱いこれでいいんか?
主役のストレンジよりワンダのドラマに重きが置かれてる気がして、ストレンジのドラマの印象が薄い…
ワンダもなあ、悪の魔術書に寄るものとはいえ、ここまで悪役にするか…。
せめて最後は内なる自分の良心によって改心してほしかった…。
(スチュアート版プロフェッサーXを復活させるなら、FOX時代のX-MENとは異なるとはいえ、ワンダの奥にあった良心を引きずり出すくらいには活躍してほしかった)
愛したかった自分の子供(別アースではあるが)に拒絶され、別アースの自分に子供達は私が愛するって言われて、流石にかわいそ過ぎるな…。
この辺まじで救われなさすぎて、つらい。今後ワンダ救って欲しいけど、ここまで暴走したら無理かな…。
チャペスもマルチバース移動の力だけって感じだし。
イルミナティの面々もなあ。
役者の顔が見えないアニメならこの扱いでも気にならんかったかもだけど。
わざわざスチュワート呼んだり、MCUで既に顔見せしてる俳優さんをWHAT IFの様にヒーローとして登場させるたりするなら、もっと丁寧に扱ってほしかったかな。
この後MCU内で拾って欲しい。
映像面でいうと、バトルにおけるCGと実物の割合が2000年代アメコミ映画っぽさあって何か懐かしさはあった。特に初めのタコとのバトル。
ただ、今回ストレンジとスカーレットウィッチの魔法対決?にはなってると思うんだけど、ウィッチ側の魔法寄りでストレンジ側の能力あんまなかったような…
マルチバース移動時の映像の面白さも、アメリカチャペス由来だし…
謎の音符バトルとか、死体使ったドリームウォークとか、真面目に受け取るべきか笑っていいのか分からんバトルは面白かったではある。
でもやっぱ、これまでのようなインセプションの超進化版みたいな映像を期待してたので、ちょっと違うなって印象だった。
あと、マルチバースの扱いも、スパイダーバースの方がうまいよな~。
今回、別バースのストレンジもワンダも、無限に湧き続けるほぼ同じ人だったのに対して、スパイダーバースの方はバースごとのキャラ付けがかなりバリエーションに富んでて楽しかった。
ワンダは正史バースでは叶えられなかった、理想の世界線だからいいとしても、ストレンジはもっと変なの出してほしかった。
(スパイダーマンNWHのピーター達は、各キャラの作品が別にちゃんとあるから別キャラだと認識できたけど、初見の人は年齢の違う同じ人に見えるかも、と今思った。)