Tai

黒い司法 0%からの奇跡のTaiのレビュー・感想・評価

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)
4.0
法律とは誰のためにあるのか。

舞台は1980年代のアメリカはアラバマ州。主人公は名門大学を出て晴れて弁護士となったブライアン。
彼は稼げそうな事例とは程遠い死刑宣告をされた被告の弁護をするという道を選びます。しかも、被告は黒人というだけで理不尽な判決を受けたという…
ブライアン自身も黒人ということで理不尽な目にあいながらも、彼らの自由を勝ち取るべく奔走する毎日。
果たして彼らは勝利することができるのかーー?

こういう作品を観ていて溢れ出る涙って〝感動した〟とか〝心温まる〟とかじゃないんですよね。
ただただ悔しくて、いたたまれない。ともすれば観たくないと思ってしまう程に、やり切れない気持ちにさせられる上での涙が止まりません。
特に、モノ言えず表現を禁じられている囚人達による叫びのシーン!
あれには心震わさざるをえませんでしたね‼︎

そしてブライアンを演じたのは『クリード』シリーズのマイケル・B・ジョーダン。弁護士であっても服を脱いだらバッキバキのボディというね。
あんな仕打ちにあっても、あの筋肉を使わないというのは人格者だからという謎の説得力が素晴らしかったですね!ブライアンは本当に冷静で賢い人だと思いました( ´∀`)b


しかし、やはりどんな差別であっても、理不尽すぎる扱いというのは観ていて不快ですよね。
色んな作品を通して、やはりすぐに解決できる問題ではなく、しかし、どうにかしないといけない問題だと痛感させられます(;´Д`A
なんか、あの、キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)も出演してたし、裁判とか置いといて色々蹴散らしちゃえばいいのにとか考えちゃいましたね(そういう話じゃない)
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