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黒い司法 0%からの奇跡のUmiのネタバレレビュー・内容・結末

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

考えさせられる作品です。

死刑囚に仕立て上げられた黒人が、最後の判決を聞いて、涙を流して震えていたシーン。(ガッツポーズとか笑顔とかじゃないんだなと。)

白人の人達も良いこととは思っていないことが分かるシーン。

その一方で、何もないのにすぐに拳銃を向けたり、「爆弾を仕掛けた」というイタズラ電話など、嫌がらせが始めるひとがいること。

そして、これが、そう昔ではない時代の出来事だということ。(きっと、あからさまな差別はなくなっていたのかもしれない。でも、根深く残っている時代の作品だったんだなと思います。)


Amazon primeで観て追記✏︎
最初のとこのマクミリアンがもう、諦めきってたシーン…もう、それで、どれだけ辛い思いをしてきたかが伝わってきました。

そして、自分も嫌な思いを経験して、怖い目に遭って、それでも死刑囚に寄り添おうとするブライアンの強い(強くなっていった)覚悟。

そして最初も驚いたけど、これが1990年代の話だということ。レイは誤認逮捕から30年以上が過ぎて釈放されたって…書いたら2〜3行ではあるけど、あまりにも長すぎて何も言えなくなる。

また、釈放された後もマクミリアンに重くのしかかった牢獄生活とは、どういうことなのだろうか。

でも、警察が別の人物を犯人に仕立て上げて脅してる間、真犯人が逃げて隠れて(いや、逃げても隠れてもないかも)バカだな〜って笑って生活してると思うと、本当に許せない。
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