ひれんじゃく

黒い司法 0%からの奇跡のひれんじゃくのレビュー・感想・評価

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)
4.0
警察が冤罪量産機で震えた。肌の色が黒いというだけで裁判もせずにどこぞの誰かの罪をおっ被せられ、電気椅子に座らせられる。恐ろしいにも程がある。私がアジア人(黄色人種)というだけでリンチされる…と考えるとその異様さと悪意の大きさにゾッとした。

なんとしても犯人を検挙して死刑にして「遺族の無念を晴らしたい」検察、無からストーリーを作り上げてて唸ってしまったし虚偽の証言をするよう強要したのもヤバいし脅迫の仕方がえげつなさすぎる。

主人公が頑張ったおかげで死刑判決を覆した人もいるとのことで救いがあったけど、それでも数十年やってもいない罪のせいで不自由な時間を過ごさざるを得なかったわけで。おかしくないか?なんでここまでヘイトを募らせることができるのかむしろ不思議に思えてきた。何がそんなに白人様を駆り立てたのだろうか。司法が発達し、裁判が活発な国の歪な成り立ちを垣間見たような気になった。
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