Amazon Prime Videoの字幕版にて。初見。
「絶望は正義の敵。権力者が真実を曲げても希望があれば前へ進める。そして立ち上がれる、たとえ座れと言われ 黙れと命じられても。」by ブライアン・スティーブンソン
法廷ドラマの名作『アラバマ物語』の”現代版“ともいうべきヒューマンドラマ。同時に この作品の主人公であるブライアン・スティーブンソン弁護士が著した原作を映画化した“ノンフィクション版”でもある。
『アラバマ物語』の舞台となったアラバマ州ではあの物語の時代から半世紀経っても、このような信じがたい冤罪事件がまかり通るほど根強い人種差別意識や偏見が残っている事実に、いかに“自由な民主主義国家”アメリカが病んだ国なのか改めて思い知らされる。ただ肌の色が違うというだけで、何の罪もない無実の者を死刑囚へと仕立て上げるなんて南北戦争の時代の話かよと言葉を失う…。
ジェイミー・フォックスの演技が流石。
邦題が今ひとつ。わざとらしいサブタイトルは不要。