真っ黒けの国。
80年代アラバマの差別多く残るこの時代、とても不利な状況から勝ち上がる弁護士。
正直、主人公のバックグラウンドがもう少し語られた方が良かった気もするけどどうだろう。
しかし、内容が非常に濃くしっかりとしているものだったので見応えは半端なものではなかった。
差別は、建前では消えても根底には潜み続けているんだろうなぁと。
そんな簡単には消えないし、何より人権すら内容にも見えた。
冤罪事件という括りに止まらず、劇中のセリフでもあったように
黒人全員の未来が変わるようなそんな裁判だったと思う。
本編最後に実際の映像をみた時にはえもいわれぬ感情が渦巻いた。
時間は取り戻せない。
今生きているこの今こそが、人生で1番若くなんでも出来るのだから。
その時間を何人も奪うことなどできないのである。