ちょうど一ヶ月くらい前に観に行きました。
この作品は実話なんですが、こんな事が現実で起きていたのかと思うと、なんかもう悲しくて切なくて苦しくて…胸がギュ〜と締め付けられました。
80年代の黒人と白人の差別が絡んだ作品で、無実の罪で死刑勧告を仕入れられた黒人と、彼を助ける(黒人の)若手弁護士のお話です。
私も小さい時、世界情勢は全く分かっていなかったけれど、なんとなく黒人と白人の差別的なニュースを観ると、子ども心にも引っかかる感覚がありました。
この作品を観て、改めてこんな時代があり、また決してあってはならない事が当たり前に起きていた事を知り、これからの時代では絶対に起きてはならない‥と強く感じました。
ジェイミー・フォックス演じるウォルターのセリフに「黒人は生まれながら有罪なんだ」というのがあります。
なんとも切ない…。
そう思うしかないほどの理不尽な差別を、受け続けている黒人がたくさんいて殺されていたのです。
またあまりの辛さから、黒人自身も有りもしない現実を思い込む事で楽になろうとする人も、きっとたくさんいたのだと感じました。
映像的にはエグいシーンはありませんが、登場人物の心情はものすごく鮮明に描かれています。
証拠を並べても並べても見事にもみ消されてしまう現実に、色んな弁護士が被告人に付いては去って行きます。
でもマイケル・B・ジョーダン演じるブライアンは、このサブタイトルにもある様に「0%の奇跡」に、自分の全てをかけるんです。
とにかく彼がイケメンでかっこいい!
目の保養になりました♪
確かにここまできたら(真実をもみ消されたら)誰だって諦めても仕方がない域までいくなと、この作品を観たら思うはず。
でもブライアンは絶対諦めなかった☆
彼の人を思う愛と優しさ、そして信念の強さにもう号泣です。
結局、人を潰すのも救うのも人間なのだと、改めて感じる作品でした。
是非この作品を通して、現実に起きていた事実をたくさんの人に知ってほしいと、観終わった時に思いました!
切ない話だけど、愛に溢れた温かい作品でもあります♡
是非、人生のどこかで一度は観ていただきたい作品です☆