けーすけ

21ブリッジのけーすけのレビュー・感想・評価

21ブリッジ(2019年製作の映画)
3.5
ある夜、2人の男がワインショップへ忍び込んだ。そこのお店ではコカインが密売・保管されており、それを奪う手はずだった。しかしタイミング悪く警察官が現れ銃撃戦となってしまう。警察官達を銃殺してしまった2人は逃亡し行方をくらませる。
そんな犯人達を追う事になった刑事のアンドレ・デイビスはマンハッタン一帯を封鎖し追い詰める事に・・・





2020年に癌で早逝されたチャドウィック・ボーズマンの主演作。
銃撃戦でそこそこに痛々しいシーンがあるので苦手な方はご注意を。


序盤に主人公アンドレの父親が殉職した事や、父のような警察官になるべく奮闘しているが、犯人を射殺しすぎて上層部から目を着けられている等、人物紹介をさらっとして事件発生。

銃撃戦となった際に犯人達は警察官を8人も殺してしまい、ニューヨーク市警85分署の警官たちも何が何でも捕まえる!という気概で大集合。21の橋やトンネルで外に繋がるマンハッタン一帯を午前5時まで封鎖するという大作戦に打って出る。


犯人視点での事件の違和感と、2人を追う事になるアンドレの視点での真相の解明が見ていて面白かったです。まあ、ありがちな設定ではあるので早い段階で事件の裏側と真犯人は読めてしまうのですが。
マンハッタンのごく狭い範囲での追走劇ではありますが、銃撃戦の激しさやカメラワークは見ていて迫力がありましたし、犯人と対峙したときの緊張感も良かったです。


黒幕がコカイン密売に手を染めた際の事情として語った内容の一つ、「通勤に4時間」が衝撃すぎてちょっと同情してしまった…。それでもクスリはダメ!ゼッタイ!!


チャドウィック・ボーズマンが終始かっこよくて、本当にもうこの世にいないってのが信じられない。でもこうやって映画として残り、また彼の姿を観返すことができるのもありがたいですね。


2021/09/23(木・祝) TSUTAYA DISCAS定額レンタルにて鑑賞。
[2021-077]
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