リーアム兄さん

21ブリッジのリーアム兄さんのネタバレレビュー・内容・結末

21ブリッジ(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

【好きなセリフ】
バーンズ「丸焼けのBMWにいくら賭ける?」

幼少期に警官の父親を事件で亡くした刑事のデイビス(チャドウィック・ボーズマン)は警官殺しの犯人を射殺したことで有名だった。ある日の深夜に2人組がワイナリーに押し入り、コカインを盗んだ上、駆けつけた警官8人を殺害すると言う事件が起こる。ニューヨーク市警はデイビスをこの事件の担当刑事にし、85分署の麻薬取締班所属のバーンズ刑事(シエナ・ミラー)とともに犯人逮捕に動く。デイビスは犯人らはまだマンハッタンにいると推理し、翌朝5時までマンハッタンを閉鎖するという大胆な作戦をとる。マンハッタンを出入りできるすべての道路・水路・電車を封鎖し、デイビスとバーンズは犯人を探す。しかし、その捜査の中でデイビスは85分署の思わぬ事実に出くわす。果たしてデイビスは5時までに事件を解決することができるのか。

「ブラックパンサー」の主役を演じ、2020年に若くして癌で亡くなったチャドウィック・ボーズマンが過去に闇を持つが敏腕な刑事を演じるクライムサスペンス。

早朝5時までというタイムリミットがある中、大きな陰謀が裏にある事件を解決するという「24」シリーズのような要素が入った映画。

コカイン盗難事件も銃撃戦や逃走劇でハラハラドキドキしながら見ることができるが、その後に待っている陰謀もどんでん返しというか、そこでそんな繋がるか、みたいなストーリーになっていて、よく考えられた構成になっていた。

「パトリオット・デイ」のようにニューヨーク市警が一丸となって事件解決・犯人逮捕に尽力するシーンはめちゃくちゃカッコいい。
でもその先に意外な事実が待っているというのがこの映画の醍醐味。
光と闇を上手く一つにまとまっていた。

J・K・シモンズ。エド・ハリスと同じくらい出てきた瞬間「あ、こいつ悪いやつや。多分。」ってなる俳優…