げんぐ

犬鳴村のげんぐのネタバレレビュー・内容・結末

犬鳴村(2020年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

ホラーはストーリーが3流でも怖ければそれで良いと思うけど、その怖さも決定的に足りない。

日本のホラーは幽霊が「いるかもしれない」という気配が大事だと思うのだけども、その気配が全くない。幽霊を頻繁に出しすぎだし、それが生々しくて存在感がありすぎる。終盤は幽霊というより殆どゾンビ。CGでの加工も露骨過ぎてあまり馴染んでない。

ストーリーもとっ散らかり過ぎてて唐突な展開が多い。序盤は王道の幽霊モノの展開かと思いきや、いきなり一族の秘密的な話になり、何故その結論に行き着いたのかわからない。かと思えば、犬鳴村の過去と繋がったりで観ている人を引っ張って行く気が感じられない。
ストーリー自体もベタなものだが、シーンの一つ一つがあまりにもベタすぎる。こういう場面ならこの台詞だよねっていうキャラクターのセリフが全て事前に分かってしまうしまう。

上記の理由から恐怖心を煽られず終始退屈で、120分があまりにも長く感じられた。せめて90分に圧縮するべきだ。
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