ながさわ

犬鳴村のながさわのネタバレレビュー・内容・結末

犬鳴村(2020年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

犬鳴トンネルの向こうにある犬鳴村を目指すアッキーナが彼氏に動画を撮られながら野外をうろうろし、用を足して個室から出ようとした瞬間に謎の人々に襲われ命からがら帰宅。何かに取り憑かれたような感じになり、彼の目の前で笑いながら飛び降り自殺するという精神的ストレスフルな事件から始まる。

じわじわと関係者がおかしくなったり、噛まれたり、死んだりする(電話ボックスで溺死、病院で溺死、トンネルで変死)。
祖母の血を継ぐ主人公「かなで」は霊感があり、患者としてきた「りょーたろー君(実は犬鳴村の血をひく末裔)」の産みの親(幽霊)が見えて、その姿に戦く。
その後兄ちゃんが弔い合戦とばかりにトンネルに入り、それを追いかけて弟が入り、二人ともなぜか廃屋に閉じ込められる。たまたま探しに行った主人公がそれを見つけるが、「それよりこの子を連れていけ」と男性(実は曾祖父)に赤子を押し付けられ、キレた女性(実は曾祖母)を止めるために兄と男性がトンネル内に残り、必死の思いでトンネルを出た主人公と弟が赤子を届けたのが、祖父の子供時代であったという時空も越えちゃう系。

老先生が父親に「長女はカンがいいから気を付けや」と耳打ちしはじめたあたりから、ホラーよりサスペンスに変わっていったよね。
全体の筋はだいたい通っていたけど、曾祖父があまりにもしっかり主人公をエスコートしすぎて、実体なのか幽霊なのか死体が出てくるまでわからなかったし、どう考えても電話ボックスにあんな密閉性ないし、村人を虐待すること自体なんか急展開やし、ツッコミながら観たわ…( ・ω・)

時間と心に余裕のある方は、無料なら観てみてもいいかもよ。