過去に某番組でよく取り上げられては、その不気味さが堪らない、日本最恐心霊スポット、犬鳴村。その村たる所以は諸説あり、これまでも多くの書籍が刊行されています。
そんな皆さんご存知犬鳴村を題材にしているだなんて、さぞかし面白いんだろうなと、期待を胸に映画館に向かいました。
なんでしょう、こう…「言葉に出来ない」。もっと気色悪い気味悪い気持ち悪いに振り切ってうずまき系にするか、謎はらみまくり薄気味悪いに特化して残穢系にするか、の方がまだ見易かったのではないかなと。
見ているこちら側は、たいして謎を解かせてもらえる時間もなく、ほらこれだけいれば、これだけなんかあれば怖いでしょ！の数々の心霊現象に食傷気味になり、問題のトンネルラストシーンに差し掛かるのです。
しかしながら、怖いこと・ものが好きな人が作ったんだろうなと思わされるシーンも多かったのです。お決まりのパターンではあるけれど、そうそうこれがホラー映画ですよねー！っていう演出は楽しめました。
評価ポイントはエンドロール。この映画を観たのはこのためだと言っても過言ではありません（私は）。
実在する旧犬鳴トンネルを見ることが出来るのです。有難い。このエンドロール、現在SNS上で女性の幽霊が映っていると話題になっています。これこそ！まさに！ホラー映画の醍醐味。
