カナダより愛をこめて

AI崩壊のカナダより愛をこめてのレビュー・感想・評価

AI崩壊(2020年製作の映画)
4.0
近未来で、医療用AIのぞみが突如暴走し、日本全体が大混乱に陥り、開発者である主人公は混乱の容疑をかけられ、逃走する。主人公はAI暴走の原因究明と、離れ離れになった娘を救うために奔走する、という話です。

僕は楽しく観れました!ただ、入江悠監督作品の中でいちばんか?と言われると違うと思います。この手の大作映画は、応援上映みたいに、あーだこーだツッコミ入れながら観るのがいちばんだと思います。

ツッコミ入れながらと言ってしまったので、アレなんですが、細かな点で、アレ?と思う描写があります。

マイノリティリポートみたいなディストピアを描いた話で、主人公の大沢たかおが逃げ回りながらAI暴走の真相を突き止めてくんですが、大沢たかおはあくまで一般市民なのに、警察や特殊部隊から逃げられちゃうんですね。追手側がちょっとだらしないですよねwww

後は細かい点が気になりました。
ハワイのビーチ、ビキニ着たお姉さん全然いないな〜、とか、警察官役の岩田剛典の滑舌がちょっと気になるな〜(去年の夜、君と別れの時よりはマシになってたけど)とか、研究者役の黒田大輔の演技テンションがちょっと大袈裟だな〜、とか

最後に、玉城ティナの役がただ出てきただけに見えたのが勿体無いと思いました。
この人と大沢たかおが一緒に逃げる流れにすれば、もっと面白くなってた様な気がします。

とは言え、全体的な演技のテンションは統一されているし、序盤のAIが暴走してからの社会が混乱してる描写などの、SFとしての面白さは十分ありますし、日本でこの規模の大作がまだ観れるんだ‼️という嬉しさもあります。

まだ観てない人は是非‼️