AIが人類の中枢を担う社会になった近代SF?映画。
傍から見るとそこまで任せちゃっていいの?と思うが実際に実装されると、
コンピューターの確実なデータの元で導き出される完璧な数字に人間は頼っちゃうんだろうなぁと。
離ればなれになった娘と国家転覆の容疑をかけられたAIのぞみの発明者。
陰謀が見え隠れする警察と真実を求める昔ながらの刑事。
キャラクターと立場のバランスとストーリーがいい塩梅で見やすいし普通に面白い。
ただいくら天才でもプログラムってそんな簡単にできるんかね? わりとあっさり解決した。
鏡やドライバーの投影の伏線回収も
うまいな~ ペースメーカーもなるほどね!
AIが暴走して人間の選別を始めるシーンや
度重なる事故、銀行や経済が崩壊してパニックを起こす人達はいよいよ映画らしくなって見ててテンション上がる!
展開はわりと読めるが、王道ながら楽しめる。
個人情報の観点のタブーを正義の名のもとに侵す
サイバー斑も冷酷でいいねえ。
AIは完璧か?というシンギュラリティ的な問いかけを我々に投げてくる映画だった。
ラスト、新しいプログラムを読み込まなかったはずののぞみは彼女の思い出や人間の生活を思い出した?ってことか?