「やっぱり日本人は近未来SFとか向いてないのかな…」と言うのが第一印象。
コンピュータと人間の攻防を描いた映画は昔からあるけど、本作に一番近いのは、米国防総省が開発したAIが目的を達成するために人間を操る「イーグル・アイ(総監督スピルバーグ・監督D・J・カルーソー)」だと思う。ビッグバジェットのハリウッド映画と比べるのは酷だと思うし、入江監督が目指した所も違うように思う。ただ、映画としてどちらが楽しめるかと言うと言うまでもない。
日本のSF映画は絶滅の危機に瀕していると思う。それは日本の観客が邦画に求めるものがTVドラマの延長線になってしまったからだ。SF映画をヒットさせるのは凄く難しいと思うけど、頑張って作り続けてほしい。