猫脳髄

シークレット・ヴォイスの猫脳髄のレビュー・感想・評価

シークレット・ヴォイス(2018年製作の映画)
3.8
前作「マジカル・ガール」(2014)の衝撃からファンになったカルロス・ベルムト。音楽、謎めいた依頼、ねじれた親子関係と基本モチーフは継承しつつ、前作のような暴力性をほとんど差っ引いたスタティックな作品に仕上がった。いまひとつフック(この監督の場合、それは暴力性だったが)に欠けるが、スペイン作品らしい悲劇性が印象に残る。次作にも期待したい。
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