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シークレット・ヴォイスのemediaのレビュー・感想・評価

シークレット・ヴォイス(2018年製作の映画)
3.8
歌姫であるリラ・カッセンは歌うことを忘れて10年が経つ
マネージャーとしてリラを守り続けてきたブランカにとっても正念場となるツアー
歌を忘れた歌姫は再び歌うことが叶うのか?

ヴィオレッタの歌声に惹かれたブランカは
「リラにリラの歌を教えてほしい」と願い出る

精神状態が不安定な娘(マルタ)との苦しい生活を背負っているヴィオレッタ
このマルタが拗れている!・歪んでいる!・極めている!
気にいらないことがあれば母親であっても友達であっても狂暴に牙を向く

日々に疲れきったヴィオレッタの救いはリラの曲を歌うことだけ
ブランカの誘いに戸惑いながらもリラの傍で支えることになって・・

登場人物は女性ばかりなので
どうしても女の嫌な部分は露骨にあらわされる
嫉妬や甘えやプライドが互いの盾になって更に傷つけ合い

同性には嫌というほどに解る部分があって
この125分を波の音にかき消されるように締め括っては
納得できない人もいるのではないだろうか?
せめて女として各々の女性に理解を示したいね
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