うわ、、、哀しい...。
さすがマジカル・ガールの監督。
前作は「後味の悪さ」を感じたけれど、今作はそれを飛び越えて哀しすぎた。
映像の暗さが余計にこの作品を物悲しく退廃的なものにさせ、そりゃもうメンタルがやられてしまった。
エンドロールのさざ波の音が、これまた虚しさと切なさを誘う。
見終わった直後は「ちょっと冗長すぎたなぁ。」と感じてそこまでハマらなかったのに、寝る前や翌朝の通勤途中にこの作品のことを色々と考えてしまい、胸が苦しくなってしまった。
じわりじわりとこの作品の良さを実感。
まさにスルメ映画。
後半で、この2人の共通点がだんだんとわかってくるんだけど、それが哀しい共通点で。
リラの母親との問題、ヴィオレタの娘との問題。
その結末が同じってのもあまりにもキツい。
こんな共通点なんて要らないよ。
そして、ヴィオレタの娘のマルタ。
超絶クソ女で腹が立って仕方なかった。
心の底から大嫌い。
マルタが嫌いすぎて、「マルタに火薬を巻き付けて爆発させてくれーー!!!」と、私の心は大荒れ。
そうでもしないとスッキリしなかった。
カルロス・ベルムト監督、今後も追いかけたい。