自宅での鑑賞だった「マジカル・ガール」でファンとなった、カルロス・ベルムト監督。
次回作は必ず映画館で観るぞと心に誓っていたもので、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催の「未体験ゾーンの映画たち2019」で選出してもらえてありがたかった。
配給する会社が無く、日本では未公開、とはならずに。
しかも、監督の名前をFan!していたからこそ、通知機能によって今回の上映に気づけたのだから、Filmarksにも感謝です。
個人的な満足度としては正直、「マジカル・ガール」のほうが数段上ではあるのだけれど、同志というか、おそらく監督のファンであろう観客たちと、たった60席の小さなスクリーンで、監督独自の世界観を共有できたことが、なんだか喜ばしく感じられた。
(私と同じく、独り観の方が多かったようにも見受けられた)
劇中の検索サイトが前作と同じく「RAMPO!」だったことに気づいて、ふふふ、となったファンの方、きっと多かっただろうな。
ヴィオレタがBARのカウンターで人生について語った言葉は、切なくも、私も含めた大多数の人間にとっては金言となり得る。
逆に、空に穴を開けてしまうような、特別な才能を持った人間にとっては、気にも留めず、無視しても良い言葉となるだろう。
2019年の映画はじめ。