たけひろ

シークレット・ヴォイスのたけひろのレビュー・感想・評価

シークレット・ヴォイス(2018年製作の映画)
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自宅での鑑賞だった「マジカル・ガール」でファンとなった、カルロス・ベルムト監督。

次回作は必ず映画館で観るぞと心に誓っていたもので、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催の「未体験ゾーンの映画たち2019」で選出してもらえてありがたかった。

配給する会社が無く、日本では未公開、とはならずに。

しかも、監督の名前をFan!していたからこそ、通知機能によって今回の上映に気づけたのだから、Filmarksにも感謝です。

個人的な満足度としては正直、「マジカル・ガール」のほうが数段上ではあるのだけれど、同志というか、おそらく監督のファンであろう観客たちと、たった60席の小さなスクリーンで、監督独自の世界観を共有できたことが、なんだか喜ばしく感じられた。

(私と同じく、独り観の方が多かったようにも見受けられた)

劇中の検索サイトが前作と同じく「RAMPO!」だったことに気づいて、ふふふ、となったファンの方、きっと多かっただろうな。

ヴィオレタがBARのカウンターで人生について語った言葉は、切なくも、私も含めた大多数の人間にとっては金言となり得る。

逆に、空に穴を開けてしまうような、特別な才能を持った人間にとっては、気にも留めず、無視しても良い言葉となるだろう。

2019年の映画はじめ。
たけひろ

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